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よど号妻田中協子の判決公判の裁判傍聴のお願いと毎日新聞のよど号関連の記事 事務局より お世話になっています。なかなか拉致問題に進展が見えない状況ですが 来月は北朝鮮が日朝協議で北朝鮮のニセの遺骨が判明して6ヶ月です。 政府の強い態度が求められる日々です。 ■よど号妻田中協子の判決公判の裁判傍聴のお願い 東京地裁 判決公判 5月30日10時〜 傍聴希望の方は裁判が先着順になってるので9時20分ぐらいに 東京地方裁判所の傍聴券交付に並ぶ所の来てください。 判決後、救う会神奈川と関係団体と合同で緊急声明を発表する予定です。 ------------------------------------------------------------------------------------- ■昨日の毎日新聞によど号関連の記事がありましたので是非、ご一読下さい。 以下引用 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050519k0000m040183000c.html より転載 よど号グループ: 妻子の帰国に遅れ 「拉致」「核」障壁に 北朝鮮に滞在しているよど号グループの妻子の帰国が、当初予定より大幅に遅れている。3月にも帰るはずだった妻は、欧州での拉致事件への関与が指摘され、警視庁が捜査を進めている。一方、グループ側は、妻子の帰国をも、拉致疑惑を否定する機会ととらえる。核問題も絡んで日朝関係がこう着状態に陥る中、帰国のめどは全く立たない。【石原聖、西脇真一】 ◇帰国予定 見通し立たず 「今後の帰国予定の話は全く出ず、見通しが立たないことを察してほしい、という雰囲気だった」。東京都内で15日夕、支援者らで作る「『かりの会』帰国支援センター」の総会に参加した関係者は、こう漏らした。センターは昨年5月、メンバーらの全員帰国を目指すために作られた。2回目となったこの日の総会では、これまでに帰ってきた子供たちへの経済的な支援などについて、話し合われたという。 01年5月から始まったメンバーの妻子らの帰国だが、昨年10月19日に田中義三服役囚(56)の妻、田中協子被告(48)=旅券法違反などの罪で公判中=が帰って以来、止まっている。乗っ取り事件のメンバー4人を除けば、残るのは妻子ら6人だけ。これまでは、公判中の妻が保釈され受け入れ準備が整った時点で、新たに別の妻子が帰国する形が取られてきた。 このため、グループは昨年末の時点で、田中被告の保釈を待ち、早ければ今月末までに6人全員を帰国させ、その後メンバー4人の帰国のための準備に入る方針だったとされる。しかし、田中被告が3月に保釈された後も、残る妻子の帰国手続きは取られていない。 関係者によると、昨年12月、メンバー4人の帰国後の裁判などへの対応を話し合うため、弁護士グループが今年4月に訪朝することが決まっていたが、1月になってメンバー側から延期を通告してきたという。弁護士の一人は「核や拉致の問題もあり、今の時点では、4人の帰国は現実的でない。無理して会っても意味がない」と話す。 拉致問題では昨年12月、横田めぐみさんのものとして、北朝鮮側から渡された「遺骨」が別人のものと判明。これに核問題も重なり、日朝関係は冷え切った状態だ。ある公安当局者は「日朝の拉致だけでなく、核問題も含めて国際的にさまざまな懸案があり、北朝鮮はグループの動きに注意を払う余裕がないのではないか」と推測する。 ◇捜査当局 妻2人の動向解明へ 北朝鮮に残る妻子は、3人の子供と、若林(旧姓・黒田)佐喜子容疑者(50)、森順子容疑者(52)、赤木志郎容疑者(57)の妹の夫だ。黒田容疑者と森容疑者は、いずれも旅券法違反容疑で手配されており、帰国すれば警視庁が逮捕する。 2人の帰国が注目されるのは、政府が認定している松木薫さん、石岡亨さんの拉致に関与しているという疑惑があるからだ。しかし、有本恵子さん拉致事件で、結婚目的誘拐容疑で手配された安部(現姓・魚本)公博容疑者(57)とは違い、2人は拉致に絡む容疑では手配されていない。 有本さん事件は、八尾恵・元店主(49)の証言で、北朝鮮までの足取りなど拉致の全体像がほぼ解明されている。しかし、黒田、森両容疑者については、スペイン・バルセロナの動物園で失跡前の石岡さんと一緒の写真があるが、八尾元店主の証言は「2人の男性を獲得したと聞いた」にとどまり、捜査は難航しているとされる。 グループは、まず黒田容疑者を3月に帰国させ、保釈される時期(早ければ5月)に森容疑者を、また2人の間に、いまだ本名などが判明していない赤木容疑者の妹の夫を帰国させる予定だった。この男性は、80年代前半に日本を出国し、欧州などを経て北朝鮮に渡り、グループと行動をともにしている。帰国した際「拉致ではない」と主張し、石岡さんらの拉致の疑われる2人がそろう前に、世論などに訴える作戦とみられる。 ◇北朝鮮にも重荷 グループの存在は、北朝鮮当局にとって「頭の痛い問題」でもある。米国が北朝鮮を「テロ支援国家」と指定する根拠にもなっているからだ。昨年7月には、メンバーが当局あてに帰国協力を依頼する手紙を送ったことを、朝鮮中央通信が「日本側が、メンバーと協議のうえ連れて帰れば、よど号問題は解決する」と報じ、北朝鮮当局は、日本政府とグループの問題との姿勢を示した。 こうした状況などから、公安当局は「メンバーについては、故金日成主席が客としてもてなした経緯もあり、粗末な扱いはできないが、重荷にもなっているのが現状だ。妻子の帰国が、いつどの時点で、何がきっかけで再開するかが、さまざまな問題を抱える北朝鮮の姿勢を判断する一つの材料になるだろう」とみている。 メンバーは今回、平壌市内の事務所から、帰国の見通しなどについての毎日新聞の質問に対し、ファクスで「現在、マスコミ取材は控えている」と回答。平壌への国際電話にも、若林盛亮容疑者(58)が「主張は、我々の関係するホームページなどから判断してほしい」とだけ語っている。 #
by sukuukai
| 2005-05-20 23:00
■榊原洋子さんの紹介 今度の市民集会で講演していただく榊原洋子さんに関しては先回のメルマがで紹介しましたが現在の近況に関してのご紹介をいたします。 以下引用 広島市出身の榊原洋子さん(55)。両親は日本人だが、幼少時に在日朝鮮人夫婦の養子となり、現在も朝鮮籍だ。 61年5月、帰国事業で養父母とともに北朝鮮北東部へ渡った。77年に同じ帰国者の工場労働者と見合い結婚。日本の親類から現金や衣類などが届き、比較的豊かだったという。 しかし93年ごろから配給が止まり、98年には夫が病死。02年には闇市の価格が暴騰し、ますます食べ物が手に入らなくなった。日本からの仕送りも途絶えた。 「中国に行けば日本に(仕送りを催促する)電話がかけやすい」と聞いた長男(27)が、03年2月、家族に内証で脱北し韓国へ。長男が依頼した脱北ブローカーの手引きで、榊原さんは03年末、長女(24)とともに豆満江を渡り、中国経由で日本にたどりついた。 榊原さん母子は、大阪府八尾市に支援者が用意した2部屋のアパートで暮らす。体の弱い洋子さんは、ほとんど外出しない。月約17万円の生活保護と、支援者からのカンパが頼りだ。 洋子さんは、日本のテレビで見た討論番組に驚いた。「首相の政策に賛成の人と反対の人が、激しく言い合っている。北朝鮮では考えられない」 支援者がくれた電話機は「使い方が分からないから」と、つながないままだ。自動販売機でジュースを買う方法も覚えられない。食事は大抵、茶わん半分ほどのご飯とキムチで済ます。 日本到着直後、養父の親類が、2人のアパートを訪ねて来た。「もう面倒見られない。すまない」。養父母と夫の墓を残して来たことを怒っているのだろう、洋子さんはそう感じた。 北朝鮮生まれの長女は週2回、ボランティアの日本語教師のもとに通い、編入できる高校を探している。「10歳近く年下のクラスメートとうまく付き合えるかどうか、気が重い」。北朝鮮から来たことを言うかどうか、まだ決めていない。 2人は現在、3年ごとに更新が必要な在留特別許可を受ける。将来は日本国籍を取得し、ソウルに住む長男も呼び寄せたいというが、「いまの生活保護額では厳しい」と悩む日々だ。 -----引用終了----- ■鄭泰和大使の退任について あまりマスコミで報道されいませんが今まで日朝協議の北朝鮮側の鄭泰和大使が退任しました。この鄭泰和大使を少し調べいましたら http://hp1.cyberstation.ne.jp/negi/DEMO/topic/t060.htm に詳細が出ていました。出身が朝鮮でなく満州で開校当時は蒋介石が校長をしていた黄浦軍官学校の出身だそうです。さらに朝鮮戦争の際は中国の義勇軍として北朝鮮に入国したそうです。平成15年12月の北京の平沢勝栄衆議院議員などとの非公式の接触の際も鄭泰和大使が交渉相手でした。この会談につきましては若宮 清 (著)『真相—北朝鮮拉致被害者の子供たちはいかにして日本に帰還したか』飛鳥新社に詳細がでています。この本は若宮 清氏の自慢話の面が強いですが朝鮮民主主義研究センターの書評 http://www.asiavoice.net/nkorea/archives/000064.html がなかなか面白かったです。 ■第11回「拉致被害者と家族の人権を考える市民集会〜拉致を語らずして人権を 語るなかれ〜」 講 師: 横田拓也さん (横田めぐみさんの弟) 斉藤文代さん(松木薫さんの姉) 平野フミ子さ(増元るみ子さんの姉) 市川龍子さん (市川修一さんの義姉) 真鍋貞樹さん(特定失踪者問題調査会理事) 榊原洋子さん(脱北者) 日 時: 平成17年7月17日 日曜日 午後1時30分開場・午後2時開演(午後5時30分終了) 場 所: 藤沢産業センター (JR藤沢駅北口より徒歩5分・藤沢郵便局隣り> http://www.cityfujisawa.ne.jp/ ̄fcenter/sisetu4.html 参加費: 500円(学生 300円) 主 催: 拉致被害者と家族の人権を考える湘南の会実行委員会 共 催: 北朝鮮に拉致された日本人を救う神奈川の会 問合先: 090(9816)2187 syounantarou@h9.dion.ne.jp 後 援:自治体・マスコミ等後援申請中 #
by sukuukai
| 2005-05-16 05:16
Yahoo!ニュース - 共同通信 - 6月前期限に打ち切り提案 6カ国協議で外務省審議官 【北京19日共同】外務省の斎木昭隆アジア大洋州局審議官が上海での専門家会議で、北朝鮮が核問題をめぐる6カ国協議再開に応じない場合、6月前に協議を打ち切り国連安全保障理事会に同問題を付託するとの提案を行っていたことが19日分かった。複数の6カ国協議筋が明らかにした。 斎木氏は同協議の日本次席代表で、政府当局者が公式の場で協議打ち切りや安保理付託を行う具体的期限に言及したのは初めて。暗礁に乗り上げた拉致問題解決に向け北朝鮮に圧力をかけるのが狙いで、北朝鮮側の強い反発も予想される。ただ、提案は日本政府の公式の立場表明ではなく、他の協議参加国の反応をうかがうのが目的だったとの見方もある。 (共同通信) - 3月19日20時18分更新 #
by sukuukai
| 2005-03-20 06:42
事務局より 先月、ソウルで行われた第6回北朝鮮人権・難民問題国際会議に救う会神奈川として参加してきました。ソウルでは韓国の現状や北朝鮮人権問題の国際的な波など非常に勉強になりました。ソウルでは守る会の小川晴久先生や山田文明先生さらに法律家の会の木村伸介共同代表等に大変お世話になりました。 いよいよ、大きな北朝鮮人権問題は大きな山場を迎えています。 皆さんのご協力を宜しくお願いします。 1、第6回北朝鮮人権・難民問題国際会議決議文 第6回北朝鮮人権・難民問題 国際会議 韓国ソウル、2005年2月16日 訳 依藤 朝子(守る会 国際部) 私たちは第6回北朝鮮人権・難民問題国際会議に参加するためにフランス、ポーランド、ノルウェイ、大韓民国、ロシア、台湾、シンガポール、日本、イギリス、アメリカ合衆国から、朝鮮民主主義人民共和国からの亡命者たちと共に、世界中の人々、特に朝鮮民主主義人民共和国の人々に対し、彼らはあらゆる自由世界の人々が享受しており、世界人権宣言に盛り込まれている自由と民主主義的価値、人権を、同様に得る権利を有するということを確認するために、ここに集った。 北朝鮮の政権は現在、市民的、政治的権利に関する国際規約、経済的、社会的、文化的権利に関する国際規約、子供の権利条約、女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約に加盟して人権を保護する義務を負っているにもかかわらず、最悪の人権侵害をおこなっている政権の一つである。 会議の中で取り組むと誓ったこうした活動に加え、私たちは以下のことを実施するよう、求める。 朝鮮民主主義人民共和国には、調印した人権に関する4つの条約に従い、特に北朝鮮に存在し、人々が非人道的かつ残虐な扱いをうけている政治犯収容所や拘留所を撤廃し、拷問や強制堕胎、嬰児殺しをやめ、大量破壊兵器の実験や政治犯に対する生物・化学兵器の実験をやめ、全ての帰国者、抑留者、拉致された日本人と韓国人、朝鮮戦争の捕虜、また、意思に反して北朝鮮で拘留されている全ての人々を解放することを求める。 中華人民共和国には、北朝鮮難民を救出しようとしたために拘留された自国民、韓国人、アメリカ人を含むあらゆる国の人権活動家を釈放することを求める。 更に、中華人民共和国には、調印した国際協定である、難民の地位に関する1951年の国連協定、難民の地位に関する1967年の議定書、中国の国連難民高等弁務官事務所に与えられた任務のレベルの引き上げに関する1995年の協約の第3条、第5項に従うことを求める。また、北朝鮮難民の強制送還をやめ、国連難民高等弁務官が亡命を求める北朝鮮の国民全てと面接することを阻まないことを求める。 国際社会に対して。 私たちは、アメリカ合衆国議会が先日、満場一致で北朝鮮人権法案を通過させたことを高く評価し、アメリカ合衆国政府に、北朝鮮の国民の命を救うために、法案の規定を適当な時期に実効するよう求める。また、同様の人道主義に基づいた方策をとることを約束した大韓民国と日本の立法者を高く評価する。更に、全世界の立法者に、北朝鮮難民を救済するための人道主義に基づいた同様の方策をとり、北朝鮮の国民に手を差し伸べ、食糧支援がそれを必要とする人々に確実に届くように保証し、人権を軸にした対北朝鮮政策をとるように求める。 全世界の人々に、今年4月28日に中華人民共和国の大使館および領事館前で行われる平和デモに参加するように求める。このデモは、北朝鮮難民を強制送還する政策を中国が変えることを目指して、また、北朝鮮難民に食べものや隠れ家を提供し、彼らの身の安全を守ろうとしたために監禁されている中国人および、国際的な人権活動家の釈放を求めて行われるものである。 特に周辺諸国には、北朝鮮国民が安全に通過できるようにし、危機に陥っている北朝鮮の男性、女性、そして子供を保護するために、亡命者に対するファースト・アシラムの方針を取り入れることを検討し、安全な避難所の提供に関する多国間協定の実現を目指して協力することを求める。 朝鮮民主主義人民共和国に投資している企業、特に韓国と日本の企業に、南アフリカでアパルトヘイト時代に取り入れられたサリバン原則のような、子供の保護を含む公平な労働基準の規則を導入するように求める。 更に、世界中の労働組合、特に韓国の労働組合に、朝鮮民主主義人民共和国の同胞が非人道的な労働条件の下で、奴隷労働を課されて搾取されないように、彼らを守るよう求める。 国連人権委員会が、人権を侵害している北朝鮮を非難し、北朝鮮の人権に関する特別報告官を任命したことを高く評価し、委員会が特別報告官の任務遂行をこれからも支援し、その勧告内容が実行されるようにできる限りの手段を講じるように強く求める。更に、特別報告官が中朝国境を越えてくる朝鮮民主主義人民共和国の国民を「難民」あるいは「出国後難民と認定された者」と定義する決定を下したことを、高く評価する。 国連難民高等弁務官には、任務を果たすように求める。拘束力のある調停を呼びかけ、中国やその他のあらゆる国にいる北朝鮮難民に妨げられることなく接触する権利を守るという使命を果たすように求める。また、北朝鮮難民を安全に通過させるように、関係諸国に要求することを求める。 国際オリンピック委員会には、北朝鮮に戻されたら拘留され、処刑される北朝鮮難民を強制送還するという暴力行為を中華人民共和国がやめなければ、2008年のオリンピックの開催地を北京から他の都市に変更するよう求める。 朝鮮民主主義人民共和国の国民に対して、特に断言したい。 私たちにはあなた方の叫びが聞こえており、私たちはあなた方の苦難を知っている。私たちはあなたがたと共に団結し、あなた方が自由世界の人々が享受しているのと同様の人権と自由を享受できる日が来るように、活動していくことを誓う。 第6回北朝鮮人権・難民問題国際会議に対し、私たちは今後も北朝鮮国民の命を救うための国際的ネットワークを広げていくことを誓う。私たちは個人として、また、各国政府と共に、北朝鮮の人々の人権に最大の関心を払い、人権の灯が朝鮮半島全土を照らす日がくるまで活動する。 北韓人権市民連合ならびに、ソウルの皆様に、国際会議を主催してくださったことに対して、篤くお礼を申し上げたい。そして、ノルウェイで来年開催予定の第7回国際会議に、再び集うことを願っている。 決議委員会 スザンナ・ショルテ 議長、アメリカ合衆国 洪ソンピル、大韓民国 ピエール・リグロ、フランス アン・ブワルダ、アメリカ合衆国 山田文明、日本 #
by sukuukai
| 2005-03-19 03:00
事務局より 明けましておめでとうございます。 昨年は拉致被害者を助け出すことが出来なく悔しい限りでした。 今年こそは拉致被害者の全員奪還の年にしたい限りです。 今後も皆様のご協力よろしくお願いします。 救う会神奈川の掲示板には触れましたが12月24日に東京地裁におきまして よど号妻の田中協子の旅券法違反事件の第一回公判があり、救う会神奈川メンバ−と 救う会兵庫のメンバ−で傍聴に行きました。更に欧州拉致事件の有本恵子さんのご両 親 の有本明弘さん・有本嘉代子さんと松木薫さんのご兄弟の斎藤文代さん・松木信宏さ ん、 さらに石岡亨さんのお兄さんの石岡章さんもご一緒に傍聴しました。国際テロリスト である よど号グル−プを旅券法というような微罪でしか裁けない日本の法制度の限界を感じ た 裁判でした。以前より救う会神奈川としましてはよど号拉致事件の徹底した捜査と 真相究明を関係機関に強く求めています。 1,いよいよ市民集会も近づいてきました。 是非1月15日は市民集会へのご参加をよろしくお願いします。 第9回「拉致被害者と家族の人権を考える市民集会〜拉致を語らずして人権を語るな かれ〜」 講 師:有本明弘さん (有本恵子さんの父) 有本嘉代子さん(有本恵子さんの母) 萩原遼さん (北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・名誉代表) 日 時:平成17年1月15日・土曜日 午後2時(午後1時30分開場)〜午後5時30分 場 所:藤沢産業センター・8階(情報ラウンジ) http://www.cityfujisawa.ne.jp/~fcenter/sisetu4.html 参加費:500円(学生・300円) 主 催:拉致被害者と家族の人権を考える湘南の会実行委員会 共 催:北朝鮮に拉致された日本人を救う神奈川の会 http://www.geocities.jp/sukuukai/ 後 援:藤沢市・鎌倉市・逗子市 問合先:090(9816)2187 2,「欧州ル-ト拉致事件は立件できず」法務省刑事局長答弁 12月10日の衆議院の拉致問題特別委員会で法務省が 一般的に「欧州ル-ト拉致事件は立件できず」と答弁しましたの ご参考にお送りします。 161-衆-北朝鮮による拉致問題等…-3号 平成16年12月10日 ○佐藤(剛)委員 防衛庁はあらゆる可能性を検討しておいてください。 次は、警察庁、法務省。法務省刑事局長いらっしゃっていますか。 いわゆる拉致という言葉、これにも出ていますが、拉致。この拉致という言葉、拉 致罪あるいは拉致の被害罪、これは刑法にありますか。 ○大林政府参考人 お答え申し上げます。 拉致罪という名前ではございませんが、略取誘拐罪等で処罰されることとなると思 います。 ○佐藤(剛)委員 そうなんですね。拉致というのは、いわゆる雑誌用語、新聞用 語、あるいはテレビ用語なわけであります。 今の刑法で拉致という、簡単に言えば拉致罪ですね、拉致で被害を受けた人、これ をやるには、要するに、故意がない場合にこれを適用できないケースというのがあり ます。先ほど村田公安委員長が指摘されました有本恵子さん拉致の実行犯であるよど 号の犯人魚本公博、先ほど当委員会に報告がありましたが、この問題がそれに該当す るわけであります。 有本恵子さんにつきまして、平成十四年、八尾恵の証言内容というのがあります。 これは、平成十四年三月十二日、東京地裁で行われました金子こと赤木恵美子に対す る旅券法違反事件。これは何なのかといいますと、この証人に八尾恵というのが出て くるんです。これは、よど号の奥さんであります。よど号の奥さん。こういうふうに 言っております。証人八尾恵は、この事件の検察官の請求証人として出廷しまして、 宣誓の上、検察官の尋問に対しましてこう言っています。 一九七七年、昭和五十二年二月ころ北朝鮮に渡った後、よど号事件の実行犯とその 妻で構成されるグループの一員としまして、主体思想の教育を受けた上、このグルー プの田宮高麿というんですが、この田宮高麿の指示に基づきましてヨーロッパや日本 に行きまして、金日成主義に基づいて日本革命を担う日本人の発掘、それから獲得及 び育成のための任務を組織的に行ったが、その一環として、ここのところが重要なん です、一九八三年、昭和五十八年七月ごろ、日本人留学生有本恵子に対しまして、場 所はコペンハーゲンであります、北朝鮮での仕事がありますよ、北朝鮮はいいところ ですよ、行きませんか、行ったらどうですか、そういう雰囲気を言うわけでありま す。 ところが、先ほど刑事局長が言われましたのは刑法二百二十六条、これによりまし て、本件のような、日本人であって外国にいる場合、外国にいる場合の日本人を外国 にいるだれかがねらって北朝鮮なら北朝鮮に行く、そういうふうなものは現在の刑法 で対象になりますか、刑事局長。 ○大林政府参考人 一般論として申し上げますと、暴行、欺罔等の手段を用いて他人 を日本国内から国外に連れ出すなどの行為については、刑法第二百二十六条の国外移 送目的略取誘拐や被略取誘拐者日本国外移送の罪が成立する可能性がありますが、こ れらの罪は、外国にいる日本人に対して同様の手段を用いてその国外へと連れ出そう とする場合や連れ出す場合には適用がないところでございます。 ○佐藤(剛)委員 そうなんですね。適用できない。いわゆる刑法、ほかに何もでき ない。監禁罪もできなければ、略取誘拐もできない。 ですから、これについては、私はかねてから拉致罪をつくるべきだということを法 務委員会等でも言っておるのでありますが、法務省におきましてはこれについて何ら かの方法を考えないと。これで終わるんじゃないんですから、今後だってあり得るん だから。私はそのブランク地帯になっておると思うんですが、それについての見解。 ○大林政府参考人 法務省におきましては、次期通常国会への法案提出を目途に、現 在、人身取引を初めとする人身の自由を侵害する犯罪に関する罰則整備について法制 審議会での検討を行っておりますが、御指摘の点をも踏まえ、法制審議会への諮問の 中には、刑法第二百二十六条の罪の構成要件の見直し、すなわち、日本国内から国外 への移送に関する行為のみならず、人が現に所在する国からその国外に移送する目的 で略取誘拐等をする行為や、略取誘拐等をされた者をその所在国外から移送する行為 についても処罰の対象とすることが盛り込まれております。 この見直しによる刑法改正が行われた場合には、外国にいる日本人を暴行、欺罔等 の手段によりその国外へ連れ出そうとする場合や連れ出す場合にも、刑法二百二十六 条により犯人を処罰することができるようになります。 ○佐藤(剛)委員 そうなんですね。ですから、これは至急、次の通常国会に出し て、きちんとした法整備を行っておいてください。拉致というものについて、日本国 が国として法的整備もきちんとやる、めり張りをつける、これは非常に重要なことだ からであります。 次に、外務省。 国際連合には、国連改革という問題が今進んでおります。国連改革というと、敵対 条項とか安保理の理事になるとかという話が出るわけでありますが、国連の中に人権 委員会というのがあるわけであります。 私は、人権委員会を組織的に、強制力のあるような安保理までいけば一番いいんで すけれども、そのぐらいに格を上げて、そして、この中には北朝鮮も入っているんで すよね、メンバーで。ですから、こういう中に入れて、国際的な拉致解決ネットワー クをつくるべきだと思うわけでありますが、この人権委員会の問題について、外務大 臣としてどのようにお考えで、どうして今までここまで進めてきた、どういうふうな ことをやるのかということをお話しください。 神奈川県藤沢市藤沢1031小島ビル2階 藤沢市市民活動推進センタ− レタ−ケ−ス1−20 北朝鮮に拉致された日本人を救う神奈川の会気付 http://www.geocities.jp/sukuukai/ 電話 090−9816−2187 #
by sukuukai
| 2005-01-03 18:39
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